コラム一覧へ

2013年9月アーカイブ

※このコラムは弊社製品「Page Palette」のご紹介になります。

 デパートなどで時々見かけるiPadのメニューやデジタルサイネージ。iPadアプリの「Page Palette(ページパレット)」を使えば簡単に作ることができます。このコラムではその作り方を紹介します。

【1.アプリのインストールとお申し込み】

 iPadでApp Storeを起動し、アプリ「Page Palette」を探してインストールします。続いてPage PaletteのサイトからPage Paletteの利用をお申し込みください。無料トライアルも利用できます。

 サイネージのデータ作成にはWindows PC用のPCツールが必要です。申し込みを行うと入手できるダウンロード用URLから、PCツールをダウンロードして、setup.exeを実行してください。

 PCツールはWindows XP以降に対応しています。.Net Frameworkなどのインストールは不要です。

【2.グループとユーザーの作成】

 Page Paletteを利用するためには、最初に管理画面から「グループ」と「ユーザー」を作成します。アップロードしたドキュメントや動画などのコンテンツ は、「グループ」ごとに共有できますので、仕事を共にするチーム等の単位で「グループ」を作ると管理が楽になります。

 PCまたはiPadのブラウザより管理画面にアクセスして「グループ」と「ユーザー」を作成してください。尚、「ユーザー」は複数の「グループ」に属することができます。

 複数のiPadを使う場合、利用するコンテンツが完全に同じ場合は、1つのユーザーを使い回ししても大丈夫です。

【3.メニューやカタログデータの作成】

 Windows PCで使い慣れたソフト(ExcelやPowerPoint、イラストレータ等)を使って、メニューやカタログ、パンフレットなどを仮想プリンタ 「Page Palette」に出力します。この仮想プリンタはPCツールをインストールすると印刷時に選択できるようになります。操作は紙への印刷と同じです。この 印刷操作でクラウドに資料の印刷イメージがアップロードされます。

 動画をアップロードするときは、Windowsの画面右下のタスクトレイに表示されているPage Paletteアイコンをクリックして「動画のアップロード」を選び、アップロードする動画ファイルを選択してください。

【4.iPadへの配信】

 iPadアプリPage Paletteを起動し、ログインして左上の更新ボタン(丸まった矢印のボタン)を押すと、アップロードした印刷イメージや動画がアップロードフォルダに入ります。

 フォルダがサイネージの単位になります。アップロードフォルダのまま使うことも出来ますが、別のフォルダを作ってデータをコピーすることでサイネージを複数作ることが出来ます。

【5.サイネージの設定】

 サイネージの機能を開始するには、サイネージとして使うフォルダを選んだ状態で、上部のメニューから「表示フォルダ限定モード」を選びます。

 設定画面が表示されるので、スライドショー開始までの時間やページめくりの間隔、ページめくりの種類を選んでください。設定ボタンを押すと、デジタルサイネージとして使えるモードがスタートします。

 このモードでは来店客が触っても大丈夫なように、スライドショーの開始やページめくりなど、ごく限られた操作だけが行えるようになります。

【6.操作】

 設定した時間が経過すると自動的にスライドショーが始まります。

 スライドショー表示時に画面を触るとスライドショーが中断され、指で左右にページをめくれるようになります。動画も静止画と同じようにめくることが出来ます。操作をせずに設定した時間が経過するとスライドショーが再開されます。

 アプリを一度終了して再起動すると、パスコードの入力でこのモードから抜けることが出来ます。

【7.ホームボタンのロック】

 iPadのホームボタンをロックすることで、来店客の他の操作を抑止できます。

 ホームボタンをロックするには、iPadの設定アプリの画面左側から一般を選び、画面右側からアクセシビリティを選びます。その後アクセスガイドを選び、アクセスガイドをオンにして、パスコードを設定してください。

 Page Paletteを起動し、ホームボタンを3回連続で押して、アクセスガイド画面の右上の開始ボタンを押すとホームボタンがロックされます。元に戻すには、ホームボタンを3回連続で押して、パスコードを入力してください。

【終わりに】

 如何でしょうか。使い慣れたソフトからの印刷でサイネージが作れるので、こまめに差し替えが出来るかと思います。ネット経由で複数店舗への配信も簡単です。是非、ご活用ください。

 より詳しい情報を知るには、Page Paletteのサイトをご覧ください。


【ActiveXコントロールを使うとWebシステムからハードウェアを制御できる】

 Web技術が普及する前の業務システムは、「クライアントサーバー型システム」で構築されていました。「クライアントサーバー型システム」は、PCにクライアントソフトウェアのインストールが必要なので、PCの管理作業に手間が掛かっていました。

 Web技術が普及した今、業務システムは「Webシステム」として構築されるようになっています。「Webシステム」はクライアント上のブラウザを利用します。これによりPCへの個別のソフトウェアインストール作業が不要になりました。

 ただし、「Webシステム」はクライアント側のアプリケーションがブラウザで実行されるため、従来は簡単だった「ハードウェアの制御」が難しくなります。これはブラウザにハードウェアの制御機能がないためです。例えば以下のような機能がそれにあたります。

 ・バーコードリーダーを接続して、会員証や商品のバーコードを読み込む。
 ・タイムカード用の機器を接続する。
 ・FeliCaで認証を行う。

 ※いずれもPCに接続したハードウェアを制御するアプリケ-ションをイメージしました。

 ブラウザ上で動作するActiveXコントロールを利用すると、この問題を解決できます。ActiveXコントールは、ブラウザ上で動作するプロ グラムコンポーネントです。ActiveXコントロールは、ハードウェア制御が無理なく行える上、通常のWebシステムのHTML上に配置したJava ScriptやVB Scriptから、その機能を呼び出せます。

 このコラムではActiveXコントロールを使って、WebベースのシステムからRS-232Cなどのシリアルポートに接続したハードウェアを制御する方法をご紹介します。

【接続方法】

 最近のPCにはシリアルポートが省略されているため、接続するには変換ケーブルが必要になります。ドライバソフトウェア付きで数千円ほどで購入できます。

Webシステム

【ソフトウェアの構成】

 ブラウザ上で動作するHTMLのobjectタグにActiveXコントロールを指定し、JavaScriptからActiveXのメソッドやプロパティを呼び出して利用します。

Webシステム

【ActiveXコントロールとは】

 ブラウザ上で動作するプログラムコンポーネントです。OSネイティブなコードを実行できるため、ハードウェア制御も無理なく行えます。

 HTMLのOBJECTタグにより起動し、JavaScriptやVB Scriptからメソッドを呼び出すことができます。

 ActiveXコントロールの実態はDLLファイルです。HTMLや画像ファイルなどと同様にWebサーバーに配置します。ActiveXコント ロールのインストールは、ほぼ自動で行えます。ユーザーがインストールのために行うのは、初回実行時に表示される警告に答えるだけです。

【ActiveXコントロールの開発】

 ActiveXコントロールは、VC++を使いネイティブコードで記述します。MFCかATLのどちらか(または両方)を利用するのが一般的ですが、ATLを利用するほうがコンパクトなモジュールを開発することができます。

 開発したモジュールはコードサイニング証明書を利用して署名します。署名の際にはタイムスタンピングサービスを利用して、署名日時の情報を付加することが一般的です。コードサイニング証明書はベリサインやグローバルサインより購入します。

【装置からの受信を契機に処理を行う場合】

 JavaScriptのsetTimeoutを利用して繰り返し処理を実装する方法が簡単です。このsetTimeoutで指定する時間は他の処理(画面の書き換えやシリアルポートへの書き込み)も動作します。


// 参考コード (Java Script)
function LoopRead() {
    if (quitflg != 0) {
        // 終了ボタンなどが押されたときなどのために、
        // フラグを使ってループを終了すべきかチェックします。


        return;
    }

    var readdata = SerialPort.GetData();
    if (readdata != "") {
        // 受信できたら何か処理を行う。


    }
    setTimeout("LoopRead()", 100); // 100ミリ秒後以降に再実行を予約
}


【複数のポートを同時に操作する場合】

 ActiveXは1個のコントロールを同時に複数起動することができるように設計されている技術です。ActiveXコントロールがアパートメン トモデルと呼ばれるコンポーネントオブジェクトモデルの基本どおりに作成されていれば、OBJECTタグで1つのコントロール(DLL)から複数のインス タンスを生成して同時に利用できます。

【関連コラム】

  ActiveXコントロールを使い、WebシステムからFeliCaへアクセスする方法


« 2013年7月 | メインページ | 2013年12月 »

お問い合わせ

システムやアプリの開発のご相談、サービスに関するご質問など、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。