開発したアプリを社内に配布する方法

2015年4月3日
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【iOSアプリの社内配布にはiOS Developer Programの参加が必要】
 App Storeを経由せずにiPhone、iPadアプリ(以下iOSアプリと表記します。)を実機で動作させるためには、Apple社のデベロッパープログラムに参加する必要があります。このプログラムに参加せずにアプリを実機で動作させることは、電子的にできない仕掛けとなっているのです。
 このデベロッパープログラムはいくつかの種類があるのですが、ちょうどこの用途のために「iOS Developer Enterprise Program」が用意されていますので、通常はこのプログラムに参加します。費用は年間で37,800円(税別)(2016年4月30日現在)で1年毎に更新が必要です。

 このプログラムはアプリを利用する企業が参加する必要があります。アプリの開発を私たちコンポーネントデザインのようなアプリ開発会社に発注する場合でも個別の参加が必要です。なおこのプログラムは社内に配布するプログラムが複数の場合でも、1つだけで大丈夫です。

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【iOSアプリの配布方法】
 最も簡単な方法は配布用のWebサーバーを用意することです。OTA配信(Over The Air)と呼ばれる方法で、具体的には次の4つを用意してサーバーに配置します。サーバーはLinuxでもWindows Serverでも大丈夫ですが、以下で紹介する2番目のplistは、SSLでのアクセスが必須とされていますので、サーバー証明書の導入が必要です。
1.インストールをガイドするためのhtml(Webページ)
 通常のWebページです。インストールボタンを配置します。このボタンが押されたときにhtmlのAタグで2のplistを参照するようにhtmlを記述します。

2.plist
 アプリのモジュールの場所や、インストール中に表示するアイコンの場所などを記録したxmlファイルです。決まった書式に従って記述します。このファイルにはSSLでアクセスする必要があります。

3.ipaファイル
 アプリの実行モジュールです。

4.アイコン
 インストール中にデバイスに表示するアイコンです。インストール中のアイコン表示が白アイコンでよければ配置を省略できます。

 上記が用意できたら、iPhoneやiPadの標準ブラウザのSafariから上記1のWebページにアクセスし、インストールボタンを押すとアプリのインストールあるいは更新が行えます。インストールは上記のサーバーへのアクセスだけではなく、インターネットへのアクセスが必要ですので、インターネットへのアクセスを制限したネットワーク環境を構築している場合は注意して下さい。

【iOSアプリは毎年更新が必要】
 社内配布用のアプリにはプロビジョニングプロファイルというアプリの配布元などの素性が記録されたデータが内蔵されており、これには有効期限があります。有効期限が切れたアプリは起動することができないため、アプリは年に1回のペースで更新する必要があります。このアプリの更新とiOS Developer Enterprise Progamの契約更新タイミングを一致させる必要はありません。

【Androidのアプリ配布は簡単】
 Androidアプリの配布は簡単です。特段の仕掛けを用意することなく、完成したアプリの実行モジュール(apkファイル)を実機に配布できます。具体的な方法はいくつかありますが、最も簡単なのはメールの添付ファイルを利用する方法です。PCからAndroidで利用しているgmailアドレス充てにメールの添付ファイルでモジュールを送り、Androidに標準でインストールされているgmailアプリで添付ファイルを開くのです。アプリの有効期限もありません。

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